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車 大歳神社

社紋:右三つ巴

《鎮座地》

〒654‐0111 兵庫県神戸市須磨区車字松ヶ原551

《ご祭神》

大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)

《由来》

社頭風景
社頭風景

由緒は不詳ですが、大化2年(646)の創建と社伝(『武庫郡誌』)にも記載されており、また応永4年(1397)6月19日摂津国八部郡丹生郷より遷座されたとも伝えられています。

古くは今よりも南にあり、三木街道沿いの今もある字大道(おおどう)はもと大堂と書き、壮大な社殿を営んでいたといわれていますが、現代の社殿は、元禄5年に改築されたものです。

《ご神徳》

大歳御祖神は、素盞嗚尊の御子神で、宇迦之御魂神(稲荷神)等と同じ五穀豊穣守護の神です。

《特殊なおそなえもの》

まず高野豆腐1枚の上に人参・大根を高野の幅に短冊状に切ったものを載せ、その上に干ししいたけをその上にごまめを載せて金赤色の水引でくくります。
これ1つで海のもの山のもの、そして紅白のものがコンパクトにそろい、なかなかうまく考えられています。
正月の翁舞神事と10月の例祭の時にこれと通常のお供えを一緒に、本社・末社・狛犬など境内13箇所にお供えします。

《交通手段》

神社にも周辺にも駐車場がございません。

市営地下鉄『妙法寺』駅より 市バス⑤若草町行き『車大道』下車

JR『新長田』駅より 市バス⑤若草町行き『車大道』下車 をご利用ください。

《年間行事》

 1月14日  午後7時 翁舞神事(国指定重要無形民俗文化財)
 1月15日  とんど
10月16日  例祭(秋祭り)

《翁舞神事(国指定重要無形民俗文化財)について》

翁舞神事
翁舞神事

翁舞神事は、現在『車大歳神社翁舞保存会』が保存・伝承しています。
地元では、「お面式」「能面の式」「お面の行事」あるいは、単に「お面」と呼ぶこともあります。
行事の創始に関する資料や伝承はありませんが、当地区の家の戸主は隠居するまでに一度は、この神事を営む「ヤド」を勤めなければならないとされています。

毎年、1月8日から12日までの5日間、ヤドでは、点した1本のろうそくをご神前に見立て、翁・三番叟・露払いの各役、そして笛・大鼓・小鼓方など、そこに向かって集中した稽古を行います。
当日14日の午前、神前に於いてこの神事に奉仕する人たち、又翁舞保存会の役員たちはお祓いを受け、神事の無事舞い納める事を祈願した後、本殿に祀る神面三面を受け、行列を組んでヤドに持ち帰り、縁側より入って床の間におさめます。

翁舞神事午後6時ごろ各員装束を整え、縁側からヤドに入り最後の稽古の舞が舞われます。
午後7時、またもと来た様に縁側から庭に出て行列を整え、小田原提灯で足元を照らしながら神社に向かって参進します。
そして、拝殿において宮司によるお祓いを受けた後、神酒をいただき笛と小鼓によって約1時間の翁舞が始まります。

この舞は呪術性が強く、当社のご神体として祀られている神面を使って「天下泰平」「国土安穏」「五穀豊穣」を祈願するものです。
現在一般に演じられる翁舞より「父尉(ちちのじょう)」の部分が多く、四部構成で演じられます。
南北朝時代の猿楽『翁』には「父尉」は登場しましたが、猿楽が発展した室町時代では既に登場しなくなっているそうです。
当社の翁舞は、よく古態を守って芸能の変遷を示すのに重要ということで評価され、平成12年12月『国の重要無形民俗文化財』に指定されました。

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